導入説明
この記事はmacユーザーでターミナル等のCLIを使っている方向けにエイリアスを設定する方法を共有します。
エイリアスを設定することで日常的に打つ長いコマンドを最大限まで省略できるので、まだ設定されていない方は、是非エイリアスを参考に設定してみてください。
エイリアスとは?
エイリアスとは、長いコマンドや頻繁に使用するコマンドを短いキーワードに置き換える機能のことです。これにより、タイピングの手間を減らし、作業効率を向上させることができます。特に開発作業では多くのコマンドを使用するため、しっかりと設定を行っておくことが望ましいです。
vim ~/.zshrcの編集方法
.zshrc
とはZ shell (zsh)の設定ファイルで、macOS Catalina以降ではデフォルトのシェルです。このファイルを編集することで、エイリアスを含む多くの設定をカスタマイズできます。
- ターミナル(Terminal)を開きます。
vim ~/.zshrc
と入力し、Enterキーを押すことで、vimエディタで.zshrc
ファイルを開きます。i
キーを押して、挿入モード(編集モード)に入ります。- 必要なエイリアスを入力します。(エイリアスの書き方は後述)
- 編集後、
Esc
キーを押して挿入モードから抜け、:wq
と入力して保存してエディタを閉じます。
gitコマンドのエイリアス設定例
開発作業ではgit
コマンドが頻繁に使われます。ここでは、よく使用するgit
コマンドのエイリアスをいくつか紹介します。
Path情報等もファイルには記載されている可能性があるので、既存の内容は削除しないように注意してください。
末尾に追記する形をお勧めします。
alias g='git'
alias gcm='git commit -m'
alias ga='git add'
alias gph='git push'
alias gpl='git pull'
alias gs='git status'
これらを.zshrc
ファイルに追加することで、git add
をga
と打つだけで実行できるようになります。
その他の便利なエイリアス例
他にも時間を節約できるエイリアス設定はたくさんあります。以下によく使われる例をいくつか紹介します。
alias vz='vim ~/.zshrc'
alias sz='source ~/.zshrc'
alias hg='history | grep'
皆さんがよく使うコマンド、設定しているエイリアスなどがあればコメントください。
変更を反映させる方法
.zshrc
ファイルを編集した後、変更を反映させるには、新しいターミナルセッションを開くか、以下のコマンドを実行します。
まとめ
エイリアスを設定することで、開発作業の効率を大幅に向上させることが可能です。日々の作業でよく使うコマンドがあれば、この機会に是非エイリアスを設定してみてください。少しの時間を投資するだけで、長期的に見ると大きな時間節約につながります。
この記事があなたのCLI操作の効率化に役立つことを願っています。開発作業がよりスムーズに、そして楽しくなることを期待しています。
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