Pythonを使ってChatGPTのAPIを速攻で実行する

Pythonの開発環境をDockerを用いて構築し、OpenAIのChatGPT APIを利用する方法を紹介します。このプロセスを通じて、あなたはOpenAIを利用して、Pythonスクリプトから簡単にテキスト生成を行うことができるようになります。本記事では、Dockerファイルの修正からPythonファイルの実行までを詳細に説明します。

目次

ChatGPTのAPIキーの取得(2024年03月20日段階)

アカウントを持っていない方はOpenAIのWebサイトからアカウントを作成してください。
こちらのページのGet started からサインアップ可能です。
サインアップできたらログインし、ChatGPTとAPIを選択できるのでAPIを選択してください。

次にコンソール画面が出るので、左側のメニューからAPI Keysを選択してください。
ページが開けたら、Create new secret key から実際にAPIキーを作成します。
APIキーの名前を入力し、必要十分なPermissionsを設定し、Create secret keyを押すとAPIキーが発行されます。
後ほど使うので、必ずどこかに記録し、絶対に他者にAPIキー情報が漏れないようにしてください

Dockerfileの編集

まずは、Dockerfileを要件に合わせて修正します。以下では、OpenAIのライブラリを使用するために、新たに必要となるパッケージをインストールするように変更します。

# イメージのベース
FROM python:3.8

# 作業ディレクトリの設定
WORKDIR /app

# 必要なファイルをコピー
COPY . /app

# OpenAIおよびその他必要なライブラリのインストール
RUN pip install --no-cache-dir -r requirements.txt

# コンテナ起動時に実行されるコマンド
CMD ["python", "./chatgpt.py"]

このDockerfileにより、必要なPythonライブラリがインストールされた環境が構築されます。重要なのは、requirements.txtにOpenAIに関連するライブラリを追加することです。

docker-compose.ymlの編集

docker-compose.yml を作成し、ChatGPTを作成するためのAPIキーを設定します。

version: '3.8'
services:
  app:
    build: .
    container_name: python-chatgpt
    image: python-chatgpt
    environment:
      - OPENAI_API_KEY=あなたのAPIキーをここに書いてください
    volumes:
      - .:/app
    ports:
      - "8000:8000"

requirements.txtの編集

requirements.txtファイルには、Docker環境にインストールするPythonライブラリを記載します。ChatGPTを利用するためには、OpenAIのPythonライブラリを追加する必要があります。

openai

これで、OpenAIのライブラリを扱うためのrequestsライブラリがインストールされます。

Pythonファイルの実装

次に、OpenAIのChatGPT APIを呼び出すPythonスクリプトを作成します。
client = OpenAI() この行でdocker-compose.yml に設定していたOPENAI_API_KEYが読み込まれます。

# chatgpt.py
from openai import OpenAI

client = OpenAI()

completion = client.chat.completions.create(
  model="gpt-3.5-turbo",
  messages=[{"role": "user", "content": "ChatGPTに依頼・質問したい内容を書いてください"}]
)

print(completion.choices[0].message)

このスクリプトは、ChatGPTに対して指定したプロンプトに基づいてテキストを生成させ、その結果を出力します。
またmodelはいくつかあり、gpt-3.5-turbo や最新のgpt-4-0125-preview などがあります。
ただそれぞれのmodelには使用条件があり、時期によって変わっていくので、詳しくは公式ページをご参照ください。

Dockerコンテナのビルドと実行

最後に、Dockerコンテナをビルドし、Pythonスクリプトを実行します。ターミナルやコマンドプロンプトから以下のコマンドを実行してください。

docker-compose up --build

このコマンドは、修正したDockerfile 及びdocker-compose.ymlに基づいてDockerイメージをビルドし、コンテナを起動します。そして、chatgpt.pyが実行され、指定したプロンプトに基づいてChatGPTがテキストを生成します。
printコマンドで実行しているので、ターミナルにChatGPTのレスポンスが出力されます。

まとめ

この記事を通じて、PythonとDockerを用いてOpenAIのChatGPT APIを活用する方法を紹介しました。具体的には、Dockerの設定ファイルを修正し、Pythonスクリプトを作成してAPIを呼び出すまでの流れを説明しました。これにより、Python環境で簡単にテキスト生成機能を実装することができるようになります。
modelやAPI実行方法を変更することでより高性能・効率的な仕事が可能になります。

もしもChatGPTを使った仕事を依頼したいといった場合は、お問い合わせページよりご連絡ください。

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この記事を書いた人

アキレアソフト代表の大山亮です。

週休完全4日の会社を設立するべく色々事業を進めています。
スキル:EM/PjM/フルスタックエンジニア/1on1/管理職

週休完全4日の野望に協力してくれる方も募集しています。
投資も趣味でやってます。

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